File No.4 かぶとはメスしかとんでこない

File No.4 かぶとはメスしかとんでこない

日時
2006年11月 4日(土)14時/19時
5日(日)14時
会場 江古田ストアハウス

キャスト

男 ムラマツベス(劇団鋼鉄村松)
女 高久直子(令嬢山賊)

スタッフ

作・演出 廣岡篤
舞台監督 亀川星二
舞台美術 正井秀俊(劇団竹蜻蛉)
照明 ナンブケイサツ
映像 南部久美子
小道具 野本有紀
衣裳 西垣知恵
音響操作 長崎芳紀(劇団竹蜻蛉)
宣伝美術 木原萌美

制作 篠原恵実
企画・製作 ナンブケイサツ

あらすじ

冷蔵庫に囲まれた部屋に男と女。
かみ合わない会話を繰り返しながら、ここからそこへ、そこからあそこへ、
夜にはベッドに舞台を移し、登場人物たちは奇妙な繋がりを見せ始める。
本公演は2001年に、
当時筑波大学の学生だった廣岡篤所属の演劇サークル、
劇団竹蜻蛉の本公演として初演され、
好評を得た作品の再演である。

「かぶとはメスしかとんでこない」という、
シンプル且つ難解なタイトルの通り、
物語はシンプルな笑いの追及から難解な本質へと展開してゆく。

初演時は廣岡本人が演じていた「男」役には、
迫力ある演技と緻密な物語構成に定評のある実力派劇団、
劇団鋼鉄村松の看板俳優、ムラマツベス。
その相手役の「女」には、
キュートなルックスと堅実な演技で外部出演も数多くこなす
令嬢山賊の高久直子。
地方都市型劇団として昨年産声を上げたナンブケイサツが、

つくば演劇界に残る不朽の名作を奇跡とも言えるキャスティングで蘇らせるため、
同じく昨年産まれたばかりのつくばエクスプレスに乗ってやってくる。

レビュー

劇作家、廣岡篤が学生時代に書いた今までで一番高い評価を受けた作品を、
彼の知る限り一番上手い俳優と、一番かわいい女優で再演するという、
奇跡的な作品であり、劇団の東京進出第一弾。
本編とコントを織り交ぜて、やがてそれらが絶妙に絡み合い、
本質が見えてくるという、
お得意の構成でつくられた二人芝居。

男のオフィスにやってきた女は、ここに来た理由が分からない。
男の仕事は色々なものを預かること。
女は何を預けに来たのか、
それとも過去に預けたものを受け取りに来たのか、

客もイジるし、下ネタも満載。
歌も歌えば、モノマネもする。
何でもありのコントから、悲劇的な女の過去があぶり出てくる。

悲しい出来事が、なぜだか心地いい。
寂しい気持ちが、なんだか懐かしい。
こんな優しい悲劇があるんだなと、
つらい毎日がつらいからこそ頑張れそうな、
そんな気持ちになる作品です。

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